Q 健康診断で血圧が高め、といわれたんですが、家でも測ったほうがいいでしょうか?

A 健康診断や、病院、クリニックで測る随時血圧が、必ずしもその人の日常の血圧を正確に反映しているとは限らない、ということがわかってきました。これに対して、30年ほど前から、家庭での自由行動下血圧測定(ABPM)あるいは自己家庭血圧測定(HBP)がはじまり、次第にその重要性が明らかになってきています。

前項で出てきた白衣高血圧の患者さんの血圧を過大評価しないため、あるいは逆に普段の血圧よりも病院で測った血圧が低めになる患者さんを正しく診断するため、最近では循環器専門の医師は高血圧の患者さんに必ず家庭血圧の測定をお勧めしています

<家庭血圧の測定法>

1.自動血圧計 
上腕(肘の上の部分)で測るタイプを使用してください。日本高血圧学会のガイドラインによれば、「指、手首で測定するタイプには誤差の要因が多く、現時点では不適当である」、とされています。

2.測定法   
座って、リラックスしてください。次に、血圧計のカフ(腕に巻く部分)が、心臓の高さになるようにしてください。原則として、利き腕の反対側で測定します。(左右で差がある場合は、高いほうの腕で常に測定してください。)腕を机かテーブルの上に乗せて、力を抜いた状態で測定ボタンを押します。

3.いつ測るか 
朝、晩それぞれ1回ずつ測ってください。朝は起床直後から1時間以内、晩は就寝前、が望ましいです。
測定した値は血圧ノートなどに記入して、かかりつけの医師に見せてください。

<家庭血圧の評価>

日本高血圧学会の高血圧治療ガイドライン(JSH 2000)によると、家庭血圧は

135/80以上を高血圧とする

135/85以上を確実な高血圧として降圧治療の対象とする

125/80未満を正常とする

125/75未満を確実な正常血圧と判定する


とされています。
病院で測る血圧の基準よりも低めになっていることにご注意ください。


血圧が高めのかたは、ぜひ家庭での血圧を自己測定して、ご自分の健康管理に役立ててください。かかりつけの循環器医も、治療の目安として患者さんの家庭血圧を知りたいはずです。





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