Q ヘモグロビンエーワンシー (HbA1c) とは何ですか?

A
 
糖尿病があるかどうかを判定するため、あるいは糖尿病と診断されている患者さんの治療がうまくいっているかどうかを判断するのには、血糖値を測定することが大切です。

しかし、血糖値は食事の影響を大きく受けます。

たとえば、早朝空腹時の血糖値が130mg/dlであれば糖尿病である可能性が高いですが、食後2時間の血糖値130mg/dlは正常の値です。


そのため、ある程度長い期間の血糖値の状態を推定するためにヘモグロビンエーワンシー(HbA1c)を測定します。

HbA1cは赤血球に含まれるヘモグロビン(血色素)がブドウ糖と結びついたもので、その値は採血した時から過去1-2ヶ月の平均血糖値を反映すると考えられています。正常値は4.3%-5.8%です。

糖尿病患者さんのコントロール状態(治療がうまくいっているかどうか)の判定基準は、下の表のとおりです。「優」、「良」、「可」、「不可」の4段階に分かれ、、さらに最近の新しいガイドライン(2004)では、「可」の中で「不十分」、「不良」に細分化されました。

「優」、「良」、「可」といわれてもなかなかピンと来ませんが、大まかに言うと、

「良」、6.5%未満であれば、糖尿病の3大合併症、すなわち細小血管症による目、腎臓、神経の障害がほぼ予防できる。

「優」、5.8%未満であれば、大血管症による脳卒中や心筋梗塞の危険が回避できる。

というふうに考えられています。









Q&Aトップへ