Q 動脈硬化は、どうして起こるんですか?
A 産まれたばかりの赤ちゃんの血管の内側はすべすべで、滑らかです。しかし、年齢を重ねるにつれて次第に血管の内側に凸凹のこぶができてきます。プラーク(粥腫)と呼ばれるこのこぶが、動脈硬化の原因です。
それでは、プラークができるのはなぜでしょうか?



上の図は、左から右へ行くにしたがって、正常な血管にプラークができ、最終的にプラークが破裂して血管が詰まってしまうまでの過程を模式的にあらわしたものです。

1.動脈の壁の中に、LDL(悪玉コレステロール)が入り込み、そこで酸化を受けると、変性LDLといわれる物質になります。

2.血液中の単球(白血球の一種)が入り込み、マクロファージという掃除屋の細胞に分化します。

3.変性LDLを食べたマクロファージは泡沫細胞になり、その死骸が積み重なってこぶを作ります。

4.このこぶがプラークです。コレステロールの層を薄い線維性の皮膜が覆っていますが、この皮膜が破れると血栓(血の塊)ができて、血管を詰まらせてしまうのです。

心臓の血管(冠動脈)が詰まると心筋梗塞に、脳の血管が詰まると脳梗塞になってしまいます。

上図から明らかなように、LDL(悪玉コレステロール)が多いほど、またLDLが体内で酸化されやすいほど、動脈硬化が起きやすくなります。
これに加えて、高血圧、糖尿病、喫煙、肥満、ストレス、高尿酸血症などがあるとますます動脈硬化が進みやすくなります。

このような動脈硬化⇒血管が詰まる病気という現象を防ぐために、高脂血症や高血圧の治療が重要なのです。



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