ナッツ(Nuts)...本来ナッツとは、"木になる果実のうち、固い殻を持つもの"を指します。

 もともと野生の木に実っていたナッツを食べる習慣は、人類の歴史と同じくらい古い歴史を持つと考えられています。

 蛋白質と脂肪が豊富で保存がきくナッツ類は、狩猟生活をしていた古代の人間にとっては貴重なエネルギー源だったのでしょう。古代人の遺跡や貝塚から、ナッツやその殻が発見されています。

 日本でも、縄文時代の遺跡から
クリクルミが発掘されています。

 その後、世界の各地に農耕が広まるにつれて、地中海地方の
アーモンド、ペルシャのクルミ、トルコのヘーゼルナッツピスタチオなどが栽培されるようになりました。

 古代から中世まで、ナッツ類は王侯貴族のための高級品でもありました。一般の人々の間にナッツが広く楽しまれるようになったのは、そんなに古い話ではありません。

 現在、世界でよく食べられているナッツ類には、
アーモンド、カシューナッツ、ヘーゼルナッツ、マカダミアナッツ、ペカン、ピスタチオ、クルミ、クリなどがあります。

 これに加えて、本来は豆類に属する
ピーナッツも広い意味ではナッツ類に含めて扱われることが多いです。アメリカでは、サンドイッチやクッキーによくピーナッツバターが入っていますね。北米で消費されるナッツ類のうち実に約50%がピーナッツです。

 現代では古代人のようにナッツ類を主要なカロリー源として摂る人は少ないです。

 ほとんどの場合はスナックとしてか、あるいはケーキやパイの風味付けとして使われています。

ナッツは地中海ダイエットの重要な一部分を占めています。


 オレイン酸、
α-リノレン酸などの不飽和脂肪酸を豊富に含むこと、

 有害な飽和脂肪酸が少ないこと、

 食物繊維が多いこと、

 さまざまなビタミンやミネラルを含むこと、

 多種のファイトケミカルを含むこと、



などから、健康上有益である可能性は以前から指摘されてきました。

最近になって、ナッツ類の健康に対するすばらしい作用を科学的に証明する研究がいくつか発表されました。



                                                    つづく…






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