Q オリーブオイルは心臓にいいのですか?

A オリーブの実と、そのジュースであるオリーブオイルがさまざまな病気の予防効果を持っているということは、数多くの医学研究によって示されてきました。(詳しくはオリーブの話も参照してください。)

オリーブオイルは地中海ダイエットの重要なメンバーです。

2004年11月2日付けのニューヨーク・タイムスに、以下のようなニュースが報じられました。

アメリカ食品医薬品局(FDA)が、オリーブオイルのラベルに、健康上の有益性を示す表示をすることを認めました。ラベルの表示内容は次のとおりです。

”Limited and not conclusive scientific evidence suggests that eating about two tablespoons (23grams) of olive oil daily may reduce the risk of coronary heart disease due to the monounsaturated fat in olive oil. To achieve this possible benefit, olive oil is to replace a similar amount of saturated fat and not increase the total number of calories you eat in a day.


”(限られた、まだ決定的ではない)科学的な根拠によれば、一日に大さじ2杯(23グラム)のオリーブオイルを食べると、冠動脈疾患のリスクが低下することが示唆される。これはオリーブオイルに含まれる1価不飽和脂肪酸による作用である。この有益性を得るためには、オリーブオイルは同じくらいの量の飽和脂肪酸と交換して摂られるべきで、一日の総カロリーを増やしてはいけない”


オリーブオイルの1価不飽和脂肪酸・・・オレイン酸
冠動脈疾患・・・心筋梗塞
飽和脂肪酸・・・肉の脂身や乳脂肪など、主に動物由来の油


というふうに理解していただいていいと思います。

かなりもってまわった言い方ですが、アメリカの政府機関が、公式にオリーブオイルの心臓病予防効果を認めた、という点では画期的なことと言えると思います。

ちなみに、現在までにFDAがこのような"health claim"を認めたのは、ナッツと、魚の油(ω-3多価不飽和脂肪酸)だけで、オリーブオイルがまだ3番目にすぎません。今までの3品目がどれも地中海ダイエットの構成品目である点にご注目ください。

オリーブオイルには心臓病を予防する効果があります。高血圧や高脂血症など、動脈硬化と心血管病のリスクが高い人は、ぜひ積極的に食べてください。







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